緩和ケアとは、生命を脅かす病による問題に直面している患者さまとそのご家族さまに対してあらゆる身体の苦痛・心の不安を和らげ、生活上の問題に取り組むことをいいます。
緩和ケア病棟の理念
患者さまとそのご家族さまが「その人らしく穏やかな時間を過ごせる」ように心や体の痛みを緩和するケアを提供します。
なゆたの森病院緩和ケアの特徴
- 体と心の苦痛緩和に力を注ぐ
- 病棟の医師・看護師は痛みや呼吸困難など様々な苦痛を和らげる方法の知識や技術に精通しています。
患者さま、ご家族さまの心の問題についても時間をかけて対応を行うことができます。 - 苦痛を伴う検査や処置を少なくしている
- 点滴や注射などの処置や検査は、つらい症状を和らげるために必要最小限にするように配慮されています。
医学的な必要性ばかりを優先するのではなく、患者さまやご家族さまと相談しながら行います。 - 患者さまやご家族さまがくつろげるデイルームがある
- 季節の行事や音楽を楽しんだり、面会の方とくつろげるデイルームがあります。ベッドからの移動が難しい患者さまの場合でもスタッフが協力して、少しでも日常生活の中での楽しみや変化を感じられるよう工夫しています。
- 面会時間について
- ご家族さまや大切な方々が面会できるように、面会時間を調整いたします。ペットと面会もできます。
- 患者さまのご家族さまが過ごしやすい設備がある
- 病室は全室個室。ご家族さまが患者さまのそばで過ごすことのできるソファーベッドなどを備えています。
また、ご家族さまが休息するための家族控室や患者さまやご家族さまのために簡単な料理ができるキッチンがございます。 - レスパイト入院がある
- 地域の在宅医療を担う医療機関連携としての、在宅療養を行う患者さまの緊急時受け入れ体制がございます。 介護者であるご家族さまの肉体的・精神的疲労を軽減することを目的とした短期(レスパイト)入院などを行っています。
サポート体制
たくさんのスタッフからなるチームケアを患者さまにご提供します。

患者さまを中心に、医師や看護師、薬剤師、福祉職、ソーシャルワーカーなど各分野のエキスパートが連携し、治療やケアにあたる「チームケア」を提供しております。
各分野の専門職の視点から意見を出し合うことで、より正確に診断でき、適切な治療計画が立てられるからです。各分野のエキスパートが連携し、患者さま・ご家族さまを支えていきます。